◆ このデータベースについて (2009年11月3日)
英文名称: Japanese Journal Resources Navigator
和文名称: 日本語学術雑誌情報源ナビ
本データベースは、約1万2千件の日本語無料電子ジャーナル (Free and Open Access Journals)、及び、雑誌の目次掲載ページ、及び主要2次情報文献データベースに収録される雑誌の索引化・抄録化情報を提供します。2008年7月に公開したDirectory of Open Access Journals in Japan (DOAJJ)の事実上の後継データベースとなります。
雑誌検索だけでなく、2次文献情報データベースである CiNii, JDreamII, 医中誌Web、MAGAZINEPLUSの文献検索から、当該電子ジャーナルへと繋ぐリンクリゾルバの機能も提供します(要設定)。
本データベースは、伊藤民雄(実践女子学園所属)が個人の研究目的で作成している雑誌データを、実践女子大学図書館の協力のもと、同館が契約しているアイネオの統合検索システム「Lib.Steps」のASP版電子ジャーナルAtoZリスト機能を用いて、このデータベースを実現しました。但し、本データベースは常に進化しています。雑誌は図書と違って生き物と言われます。その雑誌を常に追っていくこと、そして詳細な雑誌データを作るには時間がかかること。これらの点を念頭に使っていただければ幸いです。
◆ 雑誌再考
前身のDOAJJは、「無用なILLを防ぐ」というかなり大上段に振りかぶった目標を公開当時(2008年7月)に掲げました。しかし、電子ジャーナルの追及だけではすぐに行き詰まるだろうという見通しを持っていました。ここで雑誌について考えてみましょう。
雑誌を有力な情報資源として機能させるためには、以下の2つが必要です。
① バックナンバーの保持体制
② 調査ツールとしての記事索引、抄録の導入
これを図1に示します。

▲ 図1 雑誌メディアの関連付け
続いて、雑誌探索の流れを図2に示すことにします。

▲ 図2 雑誌探索の流れ
電子ジャーナルは、雑誌探索のわずか一部分を占めるに過ぎません。これのみに着目するのは、「無駄なILLを防ぐ」ことの根本的な解決にならないのではないか、という思いが常にありました。そんな時に神奈川近代文学館の雑誌の「目次・索引情報」提供の試みを知ることになります。同館の資料検索を使うと、ある一般雑誌の総目次や執筆者索引等の情報を得ることができます。
ここで少し説明すると、雑誌にはある期間(数ヶ月または1年分以上)の記事項目をまとめた目次情報を収録する「総目次」というものがあります。そして複数雑誌の総目次を集めた「総目次集成」というものがあります。具体的に言えば、ゆまに書房の「近代雑誌目次文庫」「書誌書目シリーズ」や、大空社の「…雑誌目次総覧」、論説資料保存会の「論説資料」群です。これらは決して安価ではなく場所を取ります。そして「総目次の索引」である天野敬太郎, 深井人詩共編『日本雑誌総目次要覧』(日外アソシエーツ, 1985-)もあります。
神奈川近代文学館の試みを、他の図書館が行うのは維持・管理の面からかなり困難が伴うと考えられます。しかし提供できれば、雑誌の内容調査の便宜を図るだけでなく、雑誌をより強力な情報資源として位置付けることが可能になります。
そこで本データベースは、電子ジャーナルのみを収録対象とするのではなく、図2で示した点線部分の流れを確保して各情報資源にナビゲーションすることで、地道な調査活動へ寄与することに目標を変更することにしました。2010年度には、ウェブの雑誌総目次、記事索引データベース、また冊子体で出版されている各種の「総目次」情報を収録し、本データベースはそれらの情報を一度で提供することを目指すことにします。
◆ 無料電子ジャーナルのデータ
2009年度は、SerialsSolutions社、EBSCO社、OCLC社(Swets社)、京都大学附属図書館等、に6月と9月に2度データを提供しました。ExLibris社代理店には6月のみ提供しました。2010年度に関しては未定です。
◆ OPACと各種データベースとの連携
データベース連携を考えて(例えばOPACからの外部リンクアウト)、タイトル検索とキーワード検索だけでなく、ISSN、eISSN、国立情報学研究所書誌番号NCID、科学技術振興機構JST資料番号、医学中央雑誌収載誌コード、国立国会図書館雑誌請求記号、MAGAZINEPLUS書誌ID、ISSN-L(現時点未対応)で検索できるようにしました。
◆ リンクリゾルバの設定
CiNiiのリンク先設定(定額制機関のみ),及び「JDreamII Your Collection」と「医中誌Web OPAC連携」(共に契約機関のみ)は次のように設定して下さい。当該ISSNがある場合のみ電子雑誌情報が表示されます。
(1) CiNii, JDreamII :出力形式 OpenURL(0.1)
ベースURL: http://jcross.jissen.ac.jp/resolvLSL/?issn=
ヒントテキスト:(例)オープンアクセス誌検索
(2) CiNii:出力形式 OPAC
ベースURL: http://jcross.jissen.ac.jp/atoz/index.html?pg=1&rid=&gid=&cno=&b_type=AtoZ&s_type=txt&chr=&sFields=ISSN&sword=
ヒントテキスト:(例)オープンアクセス誌検索
(3) 医中誌:出力形式 任意形式
ベースURL: http://jcross.jissen.ac.jp/atoz/index.html?pg=1&rid=&gid=&cno=&b_type=AtoZ&s_type=txt&chr=&sFields=ISSN&sword={%ISSN}
参考:CiNiiリンク先設定(OpenURL,OPAC等)について:
http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/org_linksetting.html
医中誌Web OPAC連携:http://www.jamas.or.jp/houjin_help/ho_link_no.html
JDreamII Your Collection: http://pr.jst.go.jp/jdream2/opac.html
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このデータベース、あるいは次世代検索システム研究に興味がある方は下記にご連絡ください。
◆連絡先
伊藤民雄 (ito-tamio@jissen.ac.jp)